死亡年齢最頻値から考えるライフプラン

「自分は何歳くらいまで生きるのだろうか」と人は時折考えます。そんなとき思いつくのは親の年齢や平均寿命が多いのではないでしょうか。
平均寿命や平均余命とは別に、「死亡年齢最頻値」という言葉が最近時折使われます。この死亡最頻値を元に、マネープランを学んでみましょう

平均寿命、平均余命、死亡年齢最頻値とは

ライフプランの最終地点は人生の終了時ですが、想定するのは平均寿命と平均余命が多いのではないでしょうか。
「平均寿命」とはゼロ歳のときの平均余命のことを指しますから、年齢を重ねるに従って「平均余命」は高くなります。
ここでは、団塊世代の1949年生まれを中心に前後の7-8年の年代を見てみましょう。

     表は厚生労働省2020年の簡易生命表(※1)に基づき筆者が作成

2020年の厚生労働省の簡易生命表では、平均寿命は男性81.64歳、女性の場合はは87.74歳です。

「死亡最頻値」とは、最も亡くなる人が多い年齢を指しますが、上表によると男性88歳、女性92歳です。
平均寿命と死亡年齢最頻値の差は、男性は約6年、女性は約4年になっています。
思っているより、長く生きる可能性が高いですから、少し考える必要があるようです。

マネープランと死亡年齢最頻値や平均余命との関係

老後資金の中心は公的年金ですが、不足分は企業年金や個人年金と退職金を含む貯蓄金融資産を充てることになります。

多くの人は自分流の方法で資産の管理を進めていると思われますが、その際、平均寿命をイメージして何歳まで生きるという前提が多いのではないでしょうか。
前述の死亡年齢最頻値と平均寿命の関係を考えると、年齢の設定を少し見直す必要があると思われます。

高齢期のマネープランの基本は、以下の計算式です。
基本生活費-年金額=資産取り崩し額。
    取り崩し額×年数=老後必要資金

年数を計算する際に、死亡年齢最頻値にさらに余裕を加えた計画が大切となるのではないでしょうか。

健康寿命を長くすることが一番大事

健康寿命を長くする話題は広く取り上げられています。
下表は、健康寿命と平均寿命・死亡最頻値の差を一覧にしたものです。


平均寿命と健康寿命の差もありますが、死亡最頻値との差は相当に大きくなっています。

健康寿命を長くするための情報提供や工夫が幅広く行われており、多くの人が取り組んでいますが、老後資金の問題にもつながる大切なことと言えるでしょう。

まとめ

日頃よく目にする平均寿命が無意識のうちに残っているのですが、もう少し長く生きる可能性が高い人と言えるでしょう。
そんなことも含めて、健康寿命を延ばすことと老後のマネープランを考えてみてはいかがでしょうか。

出典
(※1)厚生労働省 令和2年簡易生命表の概況  生命表のダウンロード
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life20/index.html

(※2)厚生労働省 健康寿命の令和元年値について
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000872952.pdf

2022年06月27日