運用難時代の金融商品の見方・第2回「REIT」

運用難の時代ですが、J-REITは個別銘柄としても、また組み込まれたファンドとしても国内資産の中では取り組み安い資産と思われます。
J-REITは、営業収益に対して分配をする限り法人税は課税されないという税制があり、個別銘柄としても運用対象として考えられるものではないでしょうか。

J-REITのメリットは、
   ・利回りが株式よりはるかに良いこと
   ・銘柄数が62銘柄と選択しやすいこと
   ・投資先(不動産投資の内容)が素人でも分かりやすい(見える)こと
があります。


J-REITのこの1年間の動きを振り返ってみましょう。
           

株式市場の日経平均に相当するのが、東証REIT指数ですが、2020年1月の月初は2145.5でスタートしましたが、コロナ禍によって株式と共に3月に大幅ダウンしました。
その後、徐々に回復していますが、12月末は1783.9で終わり、年初から17%ダウンしたままでした。直近の1月末で1846.1となっています。

株式市場と比べて明らかに出遅れが見られるのではないでしょうか。

海外のREIT市場と比較しても、J-REITは相場回復が遅くなっています。
  米国REIT指数 2019.12.31 2461.3  
          2020.12.31 2264.2 92.0%

分配金利回りは 2020.12月末で 4.15%になっており、株式に比べて倍以上の高利回りとなっています。

また、株価のPBR(株価純資産倍率)に相当するNAVは1.01倍となっており、2019年末の1.20倍からみると相当低くなっています。

新型コロナの緊急事態宣言やオリンピック・パラリンピックの開催問題という、不動産業界には課題もありますが、2月が見極め時期と想定されます。

2021年02月05日